よーし。じゃあまとめちゃうぞー。
個々のネタに対するツッコミは下の記事のほうにあります。
でも正直今回、面白かった!
ま、本当に好きなものをベタ褒めするのが苦手なタチなので……ということでご理解ください。
え? 風見? あれは褒めてんじゃない愛してんだよ! 欠点だらけの風見が大好きなんだよ!!
うーむ。シロ君は一回休みでした(最初に言うことがそれか)
なんだか「シロ君がいつまで無双するかトトカルチョ」をしている感のある私ですが、その私が見るに、3巻もやっぱり強めで行くんじゃないかなー……
うん、「前半ステルスは負けにくい法則」。
それはつまり、負けはそれに付随する物語性を生むこと、その物語性が「前フリ」を要求するゆえに、結果的に起きる現象にすぎないですが。
でも絶対じゃなくてあくまで傾向よね。負け自体を前フリとして次巻につなげるパターンもあるし。
もっとシロ君無双っぷりを眺めていたい気もするけど、もうそろそろ動きがほしいなー、シロ君ファンとしては! オゲちゃんが傷付きそうになってあわてたり、「くっ」とか言ってくれたり、鎖骨折ったりしてくんねえかなあ!
……さてしょっぱなから台詞一個しかない人の話してますが、まあそれは愛の差ということでご勘弁を。次! 次!
今回のIII上は、上中下巻の上巻として正しくスッキリした感じで読みやすかったです。
俯瞰すると大体、
「メアリがいる日常」「独逸航空禁止と、それに反応して集まった非聖譜国の立場紹介」「仏蘭西戦」
みたいな感じで、パートが割とくっきり割れています。
初読は何がなんだかでも、一回流れがわかってしまえば、再読のときにすっごくわかりやすい。
つか、本来なら「ここで一区切りだよ」というのを初読でもわかるようにするのが章分けなんじゃないかなー……とは思いますが、ほら、川上作品の章分けは話の区切りじゃなくて貴重な挿絵枠だから! 整理されたらそれはそれで泣く!
II上のときは有りちゃんというヒットな新キャラと個人的に好きなシロ君の見せ場があったのでテンション高めでした。
それに対して今回は低めですが、そこは私個人の性癖というか好みとして除いて……
III上、確実に面白くなってる。勿論、元が面白いものがどんどん洗練されて面白くなってる。
思えば終わクロも4で「いつもの」を完成させて5に流れ込んだ。そのときと同じ感覚。うん、これは、冷静に、楽しいですね!
んー。対して、気になることは、やっぱり新キャラの描写、特に義経公かなあ。
「義経公は冷めているんじゃないか」というのを出すのと、「義経が実際に冷めた国家観を語る」のは、順番逆のほうがいいんじゃないかな。と、そこが今回一番気になったところ。
まず、義経公本人の言葉がもうちょっとあってほしかったなあ。
確かに、盛り上がってノっているときに唐突な冷めた台詞で冷や水浴びせる……という流れはありふれてます。手垢ついてます。
でも、セージュンは簡単に盛り上がってノったりする娘じゃないので、しっかりした警戒ある流れを保ってくれたでしょうし、そのうえで「まずキャラ本人に語らせる」ことは十分可能だったと思います。
新キャラが登場して、まだろくに何もしていない段階で他キャラに内面をぺらぺら解説させる。
本編でこういうこと続けると、作る段階でどんなにこだわった設定とデザインでも、キャラは量産型変人と堕していく。
正直、こっちはいい傾向ではないと思う。面白くなっていく物語に、キャラクター、というか、「人物」がついていけるのか……。
みんな大好きロリババア。正直私も好みのキャラだから、そういうとこちょっと勿体ない……
えーと他のメインどころの新キャラは、うーん、氏直さん・成政・テュレンヌは判断材料少なすぎるので保留。twelveうはっ。
義頼・義康はなんかどっかの青年×少女好きがホイホイされそうな予感がひしひしとしますね! あの髪型だか素子だかは適当にネコミミとか言ったけど、里見家だからイヌミミか。
義康は長寿族ですけど、義頼の種族はどこかに明記ありましたっけ。髪で耳が隠れててよくわからん……
カップリング表記は頼康とかになるんだろうか。これはこれで人名なんじゃなかろうか。
ルイ・輝元のカップルは一要素除いてほぼ予想通りの雰囲気だったけどその一要素の違いが大きすぎて正直どうしていいのかわからない。
御免なさい情報不足ではないと思うのですが続刊待ちさせてください。なんか、その、どーしよ、これ……
ただ、下の記事にも書きましたけど、というか丸写しですけど、
「輝元を護る誇りを持ち続ける限り無敵になる(ルイの力)」
「虚栄を持ち続ける限り輝元を護る力は無敵になる(輝元の力)」
どちらも無敵の根源は輝元であり(前者は一考の余地有りですが)、その輝元自身が無敵にはなっていない。
戦力という意味に限らず、こりゃ関係性が脆い。
かといって、脆さを解決せずに、それを形として転がっていくのも川上作品における一つの答え。「ゆくゆくは敵になる」というのは、しばらくはこのまま転がるということです。
しかし輝元って護られるばかりね、twelveでも境ホラでも。
既存キャラには色々ありましたが、とにかくネシンバラの輝きが異常でした。
もう設定は消化したもんね! と言わんばかりの自由さ。特に異常なことをやっているわけではないのに、なんか、放っているフリーダムの輝きが半端ない。なんだこれは。3以降の鹿島を彷彿とさせる……こりゃ最終巻あたりでは自作動画とか上映してるんじゃないのか?(もちろん既存絵素材を使ったセリフMAD)
ただ正直、中二ワードだらけのこの世界でネシンバラがあそこまで中二言われるのはちょっつ違和感。そんな意見もさっきネットで見た。
んー、川上氏、自分の照れを無難なキャラに喋らせてるだけじゃないの? もっと開き直らないと!
結論としては、点蔵壁から落ちればいいのに!
あ、電撃文庫マガジンは未入手です。
3中の表紙は……また誰だこれ。こりゃ武蔵勢の表紙は諦めた方がいいのかもなー。
外見不明の重要な少女キャラは一人しかいないので、多分彼女なんでしょうが、うーん、どうなるのかなこれ。
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管理人が女につきブログのノリも女性向き気味、かもしらん。
プレイ・バイ・ウェブの「シルバーレイン」に少女キャラでぼちぼちと参加中。