女には向かない職業

　というわけでGET SETですが。
　……うん。
　感想は「続き」なんだ、済まない。
　まあなんだ、メディアミックス系で体調を崩すのはネウロのアニメ化以来……って結構最近だなソレ！　……神経細いのかなあ私。
（GET SETについては、系統としてはメディアミックスに近いものだと思ってます。例え同人であっても、「実情」はまた違うだろう思うので）

　川上作品カテゴリに入れるのをためらったぐらいの、つまり「そういう」感想なんだ。あはは。
　Googleかなんかで直接この記事に飛んじゃった方々は引き返しておくれ。って、アレは文章ハイライトするから意味ないのか。

　このブログに限らず、普段は「何かをけなす」ことをできるかぎり避けるのが私の指針なんですが……
　だからといって、イザこういうときまだるっこしい言い方するのもズルいですよね。


　はいっ、以下毒吐きネガティブ感想！　注意！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　途中で「あれ？　この企画……」的には思ってましたし、
　ぶっちゃけ「Voltage of Imagination通信」や「てんきー日記」、の紹介記事からもこの外れ臭はちょっとパねぇなとも思っていたんですが……
　宣伝とかにも思うところあってリンク切ったりしましたが、曲自体は真摯に聴こうと思っていたんです。
　だって終わクロに関するものだし、そのはずなんだから。
　……でも御免なさい、私にコレは無理でした。

　感性の相違……なんだと思います、たぶん。
　ただ少なくとも、私の好きな終わクロじゃあなかったっていうそれだけの話です。

　音楽には詳しくないんでうまく言えないんですけど、私にとっての終わクロは、
　聞いているだけでテンションが下がって深みに落ちていくような音でもないし、
　殻の中から遠い宇宙に想いをはせているようなイメージの話でもないし、
　こんな殺菌消毒された手触りはしていません。
　もって回った言い方っぽいですが、率直に思ったことを書くとこんな感じ。

　もっと単純に言うとしたら……
　この曲を聞いていると、だんだん終わクロのことを嫌いになっていくような……そんな感じがします。

　で、具体的にドコが駄目だったのかというと、……正直わかんないです。
　音楽としてクオリティが高く完成されているのはなんとなくわかりますし……

　終わクロのイメージに合ってない！　と私は思っているんじゃないか？　というのが真っ先に挙がるんですが……
　そもそも「終わクロのイメージ」とは個人で違うもんです。
　私は今まで、自分と違う方の二次創作を普通に読んでます。
　それなのにいきなりＣＤでアレルギーを起こした、っていうのは私的にないんじゃないかなあと。

　ああ、もしかしたら曲の解釈を間違えてて、この曲は明るく前向き、開放的な曲で、私がそれを取り違えてる……というのは結構ありそう。
　例えば曲の後ろにギーニョン♪　ギーニョン♪　って音がありますよね？　あれが「前進」的な成分だと解釈すべきなのかなあとちょっと思ったり。なんかとんがってるし。

　期待が大きすぎた？　というのもある……
　……かと思いますが、試聴版が公開されたときからどういう方向性かは認識できたはずです。
　正直、期待は試聴版～発売までの期間でじゅうぶんすぎるぐらいしぼんでました。
　試聴版を聞いたときは「まあこんなもんだろう」と納得して、普通に買おうと思ったんですが……いざ通しで聞いた時にいきなりこんな拒否反応が出たのはなんでなんだろう？

　あとは……私は、体よくカモにされて売りつけられた？　と感じているのかもしれません。
　うちのＨＤには一曲だけonoken氏の曲（フリーソフトにくっついてきた）がありましたが、正直「regalia」との違いが全くわかりません。
　念のためonoken氏のサイトの曲をいくつか聴いてみましたが、やっぱりそんな感じでした。
　だから「終わクロにかこつけてただのonoken氏の曲を売られた」と思っている……かも。
　でもそれは「onoken氏の作風」なわけですし、おのおのの作風の範囲内で行われる二次創作は正しいと思ってます。（自分絵風見も髪色とか髪型とか原作と変えたりしてましたし）
　私自身が音楽に明るくないので、聞き分け能力が発達していないのだろうということもちゃんと推測できます。
　っつーかそもそも、終わクロ持ち出すくらいだったら東方ＢＧＭアレンジでもしてたほうがよっぽど儲かるはずですし、やっぱりこのセンもなしでしょう。

　他には、歌詞……も……うーん、こう、原作に出てくるキーワードを大量に放り込んで、文章が成り立つように繋げたら、詩が成り立たなくなってるようなイメージはあります。
　乱暴に例えたら、「終わクロ読者はこの表現を出しておけば反応するだろう？」って言われてるような……。　
　でも、アニソンの歌詞はえてしてそういうモノです。それがフツーです。
　つまり「終わりのクロニクルがアニメ化したら？」というコンセプトにはこの上なく沿っていると私も思います。
　それに仮に私が歌詞を書いたとして、やっぱりそういう「詰め込み歌詞」になるでしょうし（「批判するからには作れるのか」系の理屈は苦手なんですけど）
　ぶっちゃけ、川上氏本人が歌詞を書いたとしてもそんなもんだったに違いない。というか、七巻の命刻ポエムを鑑みるにもっと酷かったかもしれない。
　よってこれもさしたる不満点ってわけじゃないと思います。

　あとは宣伝方法、とか……でもこれは曲自体には何の関係もないです。
　ただ、GET SETの一連の扱いに違和感を感じたのは確かです。
「公式」と「同人」の境界はなんなんでしょう？
　うまく言えないんですけど、……あれはズルいと思うんです。
　ひぐらしとかを見ると、今現在それ自体が、「公式と同人の境界が曖昧な時代」なのかもしれませんな。
　……私は古いのかも。

　うー……だから、自分でもなんでこんなにこのＣＤが生理的に駄目なのか、よくわかんないんです。本当のところ。
　でも曲を聴いたとたん、なんだか腹が立って、馬鹿にされたような気分になって、すごく汚いものを食べさせられたみたいに胃がもたれてきて、思い出すだけでイラっとくるのです。
　「聴かなきゃいい」じゃなくて「聴かなきゃよかった」になっているんです。
　女は子宮でものを考えるらしいからいかん。けしからん。
　もしかしたら、私が肉体的に駄目な周波数鳴りまくってるとかそういう物理的な理由かもしれん……いや、冗談じゃなくて結構ありうると思ってます。

　あ、理由で思い出しましたが「理由」のほうはなんかそれほどでもないです。普通に聴けます～。
　こう、終わクロアニメ化！　ただし深夜１クール１３話みたいなっ！　って感じですごくアニメ化っぽい（？）

　あー、結局、私にとって「終わクロがアニメ化する」って想定がそういうものだったのかな？
　アニメ化、してほしかったんだけどな……
　してほしかったはずなんだけどな……

　わかんないなあ。
　何を悲しめばいいのかわからないけど悲しくて、誰に怒ればいいのかわからないけど……もういいや、そしてわたしはかんがえるのをやーめた！
　ハイディー！　ハイディー！　オォーっゲザっヴァっラー！（くっちっぶえ　ふきなっらっし）