医療倫理

　なんか私がこの半年大学で勉強したことを要約すると、古代、医療というものは医療者から患者へ一方的に与えられるものでありました。
　医者の言うことさえ聞いていれば治る。我らは我らの知恵を以て最高の判断をくだして、君に実行させよう。それが医療でありました。

　しかし現代、現実的に、それは実行されていません。
　むしろ医者から一方的に指示をするやり方は父権的思想、傲慢であるというのが今のおもな考え方です。そこから生まれてくるのがインフォームドコンセントや終末医療における自己選択の問題という新聞でおなじみの単語群です。
　たしかに医療者は科学的・経験的な知識を持ち、一般の方々より正しい判断を下すことができます。
　しかしもはや、それに患者が従うとは限りません。
　御老人の聞き間違いや患者の知識不足……といった患者側の問題もありますが、それ以上に、「患者には治療より重要なことがあるのではないか」、「そういう一人間である患者に、治療を最優先した指示を一方的に下すべきなのか」というファクターが今一番重要なのです。
　有名どころでは尊厳死や輸血禁止宗教とかありますが、わかりやすく言えば、栄養学的に正しいけどまっずい食事を毎日出すのか？　という身近な問題でもあって、えーと……

　そしてつまり、水ぼうそうワクチンを接種した日は激しい運動は控えるべき、というのも自明の理です。ましてや生ワクチンをや。
　一応、生きた菌を身体に入れてるワケですし。注意書きにも書いてあるワケですし。
　ワケではあるのですが、一日中そこらじゅうの本屋を自転車でハシゴしてホライゾンを探していたので私いまちょっと身体熱くて死にそう。つまりはそういうこと。
　もうだめだこれ。要するにただのアホじゃねえかよ。なんだよもう。オゲ。


　※追記
　そしていま、ふと、ホライゾンの感想記事のカテゴリが「川上作品」になってなかったことに気付きました。もう死ぬしかないんだろうか（悲観的になりはじめた）